どんな場面でもお気持ちをスマートに出せるふくさ。
片面はお香典など金封入れ、もう片面は念珠入れ用のポケットになっています。
哀しみの席では念珠入れ、慶事の際は香袋を忍ばせ、ほんのり金封に香りを移すのもおすすめです。
ひいらぎのふくさは「ソフトふくさ」といって、固すぎず柔らかすぎない張り感の生地でできているため、使い終わったあとは柔らかく二つに畳み、スーツのポケットに入れることができます。
ー生地についてー
西陣織は、飛鳥時代から続く京都西陣の工芸で「たてにしき(経錦)」という目の詰まった織り方で織られた織地です。洗うことはできませんが、目が詰まっているため汚れが滲み込みにくく、長く丈夫にお使いいただくことができます。かつては呉服の帯などでお持ちになる方が多かった美しく貴重な生地です。
金襴緞子(きんらんどんす)というきらびやかな錦糸で有名な西陣織。このふくさでは西陣織の裏地を表地に用いております。
良質な西陣の裏地は、裏地とは思えないほど美しく、表地よりもしっとりと落ち着いたトーンがむしろ表地よりも現代の好みには合っているかもしれません。
ほとんどの色柄は落ち着いた色合いですので慶弔にお使いいただけますが、黄色や赤系統などはお祝いの席向きかもしれません。冠婚葬祭のしきたり・厳しさは地方や風習によって異なりますので、気になる方は抑えめな色味をお勧めいたします。
(定番商品の白・グレー・紫でしたらどの場面でも間違いがありません)
ー保管箱ー
保管用の桐箱には3匹の蝙蝠(こうもり)をあしらっています。
蝙蝠の「蝠」という漢字が中国の福という漢字と似ているため、中国をはじめ日本でも古来より幸福を呼ぶとされる縁起の良い動物です。
フクが3匹で「ふく・さ」、運を呼び込む願いを込めています。
ー商品情報ー
生地:(表地)正絹(裏地)ポリエステル100%
サイズ:縦約20cm 横約12cm(見開き24cm)
仕様:桐箱入
扱い:洗濯・クリーニング不可。固く絞ったタオルで軽く拭いてください。
ーご注意ー
生地の裁断・縫製方法により柄行に若干の異なりがあることをご了承ください。
商品は念珠と並べて撮影しているものもありますが、ふくさ一点です。
しっかり折ってしまうと折り目が残りやすくなります、柔らかく折ってください。
*商品画像でコーディネイトしている念珠は「
望月」です。